インタビュー

■川嶋和則先生プロフィール

  • 大阪の行岡学園「近畿医療技術専門学校」を卒業と同時に、「診療放射線技師(レントゲン技師)」の国家資格を取得。
  • その後、生まれ育った滋賀県に戻り、十数年間、病院に勤務。
  • 平成20年4月「整体院 ゆるやか堂」を自宅にて開業。同年、7月病院退職。
  • 平成21年10月から「日本回復整体総合学院 関西本校」にて、1年間、講師を務める。
  • 平成23年1月からだのトータルサポートを目的として「株式会社 ゆるやか堂」を設立。
  • 現在、整体院2店舗を運営する傍ら、介護者を支援するセミナー、からだに関するセミナーなど、精力的に活動している。

長年レントゲン技師として、医療現場に立たれた川嶋先生に、リウマチについてお話を伺いました。

 

■医療現場から見たリウマチ

川嶋先生は、レントゲン技師として、リウマチ患者さんの関節も多く撮影されたと思いますが、変形してしまっている関節を診て、どう思われていましたか?
リウマチ患者さんは、本当に、たくさんおられました。
「エックス線撮影」方法には、「リウマチセット」というものがあり、患者さんのリウマチの程度を評価するために、からだの撮影部位と、撮影方向が、しっかり決まっていました。
中でも、手のひらの骨の評価が、重要でした。
リウマチが進んでいる方の手は、もはや、手の機能はしておらず、関節が変形し、くっついてしまっていたり、関節が外れてしまった状態で、固まっていたり、生活に不自由するだろうことが、安易に見て取れました。しかも、痛みを伴うので、かなり辛い日常を送られているだろうと、いつも、思っていました。
 
それを診た医師の診断はどのようなものでしたか?
初期の方は、「リウマチ」の気(け)があると診断され、定期的なエックス線撮影と採血で、経過を観察していきます。
薬が必要か、どうかの判断をするためです。
既に、「リウマチ」が診断されている患者さんに対しても、定期的なエックス線撮影と採血にて、進行具合を評価し、薬の適正や、処方量を判断されていました。
初期の関節炎に関しては、完治が望めても、進行した「リウマチ」に関しては、如何に、進行を抑え、痛みを抑えて行くかが、課題となります。
ですから、完治を目指した説明は、あまりされていなかったように思います。
「リウマチ」だから、仕方がないという説明が多かったように思います。
 
良くしていく、治していくというスタンスではなかったということですね。医師の説明を聞いた患者さんの反応はどうでしたか?
それは、辛いでしょう…(苦笑い)
完治を目指すというより、進行と痛みを抑える説明ですし、何よりも、めちゃめちゃ痛くて、固まって動かず、使えない…
絶望に近い、感覚だと見ていて感じました。
ですから、患者さんご自身も、「リウマチ」だからと、自分にレッテルをはり、悲観的な発言をされることが多く、聞いていて、とても、辛かったことを思い出します。
 

■レントゲン技師からの転身

川嶋先生は現在整体院を運営されていますが、転職のきっかけを教えてください
あはは(笑)
やっちゃいましてねぇ…
いや、何がって?
「腰椎椎間板ヘルニア」です。
私は、普段から姿勢が悪く、当時、久し振りに野球をしまして全身筋肉痛の状態で、次の日、バイクでツーリングに出かけまして…(笑)
琵琶湖を1周したわけですが、朝方、腰が痛くて目が覚めたんです。
仕事柄、ギックリ腰などでは無く、圧迫骨折かヘルニアだと分かりました。(汗)
骨折な訳無いので、ヘルニアを自覚しました。
時間と共に、どんどん痛くなっていくんですよ…(汗)
ビックリしました。寝ている間にヘルニアになるなんて…(笑)
ベッドも柔らかく、おしりが垂れていたんですね…中腰で寝ていたということです…(笑)
あ…、話が脱線してますねぇ…(汗)
当時のエピソードは、たくさんあり、話し出すと止まらなくなりますので、またの機会にします。(笑)
とにかく、身動き取れない程、痛くなり、寝ていても、楽な体勢が無く、トイレにも行けず、痛みで、眠ることもできませんでした。当然、鎮痛剤も効きません…(涙)
数日寝ていたのですが、改善されず、無理して自分の病院へ行き、MRIを撮ってもらい、「腰椎椎間板ヘルニア」の確定診断を受けました。
いつ、治るか分からないので、それまで、無期限で養生するか、早く復帰できるよう手術するかの選択を強いられました。
それまで、椎間板ヘルニアの手術にも、たくさん立ち会ってきて、手術後の患者さんもたくさん見てきました。
手術して、絶対にうまくいく保障は無いですし、痺れが残るケースも少なくありません。
しかも、1度、手術されている方の多くは、また、ヘルニアになり再手術されるケースも多かったので、私自身としては、絶対手術したくないと思っていました。
今から思えば、ヘルニアになるようなからだの使い方を、改善しなければ、当然のことだと思いますが…(苦笑い)
そして、退職覚悟で、無期限の養生をさせていただくことになりました。
しかし、毎日、痛みに耐え、寝ていても改善はされませんでした。
わらをもつかむ思いで、出張整体を呼んでみましたが、あまりの痛さに、全く手を出すことができず、たまたま新聞広告で見た整体院へ行くことに…
元々、整体など興味も無く、信用もしていませんでしたが、そこでは、明らかな改善がみられました。
「ここなら、もしかすると良くなるかも?」と院長先生を信じて通うことにしました。
そして、少しずつ良くなり、1ヶ月後には、脚を引きずりながら歩けるようになり、仕事復帰、2ヵ月後には、腰が痛かったことも忘れるほど、完治しました。
MRIを撮ると、飛び出ていたヘルニアが、元に戻っていた時には、ビックリし、大喜びしました。
その整体院が、このリウマチネットにも、参加されている、滋賀県の「グッドバランス」静野一夫先生でした。
この整体技術なら、もっと多くの方を、救うことができると確信しました。
そして、病院でのキャリアの一切を捨て、独立することを決意したのが、キッカケです。
長い話になってしまい、すみません…(汗)
駄目なんです…自分の原点の話となると…(笑)
まだまだ話したりなりくらい、熱くなってしまうんです。
すみません…
話を戻しましょう…(笑)
 

■リウマチ回復法と出会って

川嶋先生はリウマチ回復テクニックセミナーを受講されましたが、それ以前もリウマチ患者さんの施術はされていましたか?
からだの他の痛みで来院されて、リウマチも持っておられる方はいましたが、リウマチが主訴で来院される方は、おりませんでした。
しかし、セミナーを受講させていただいてからは、リウマチが主訴の方も大勢来院されていますし、こちらも自信を持って対応出来ています。
 
セミナーを受講しての感想をお願いします。
レントゲン技師として、リウマチに関しては、多くのレントゲン写真を撮影してきましたし、ある程度の認識をしておりましたが、治らないものだと思っていました。
痛みに耐え続け、悪化を恐れ、薬を服用し、進行を少しでも抑えていくもの…
そんなイメージでした。
しかし、自分が思っていた以上に、その方の性格、精神面、からだの使い方が関係していることを実感しました。
また、結局のところ、関節の疲労や炎症の延長であること…
目からウロコが落ちました。
 
当院にも、リウマチで困られている方が来院されていますが、明からに改善がみられます。
以前までの、リウマチに対する、自身の認識不足だけなのかも知れませんが、この結果は、凄いことだと思います。
リウマチで困られている方々に対して、希望を持っていただくのに充分な結果が出ています。
「えっ!?こんなことで楽になるの?」
「そうなんです。こんなことの積み重ねが大切なんです。小さな習慣の積み重ねがリウマチを発症させてますから…」
受講した感想は、こんな感じです…(笑)
 
リウマチ回復法の良いところを教えてください
元々、からだに対する強い刺激がタブーなリウマチに対して、一切強い刺激を行わない手法が特徴だと思います。
何よりも良いところは、自分や家族で出来ることですね!
 
逆に、悪い点がありましたら願いします。
あまりにも、簡単でシンプルな手法なので、軽視しがちで、丁寧にできなかったり、優しくできない場合が多い。
やった感が、無いからですかねぇ…そこが大切なのになぁ…(苦笑い)
だから、本人や家族の、充分な認識が必要なところが悪いというか、課題ですね…。
 
リウマチ患者さんへの施術効果はいかがですか?
施術後は、ほとんどの場合、痛みは、その場で軽減しますね…
但し、帰宅後、また痛みが再発します。
痛みをつくるような、からだの習慣や、考え方のクセ、発症期間、環境によるものです。
リウマチを簡単に説明すると、関節の疲労ですから、ご本人の意識や、家族の協力、来院される頻度により、個人差はありますが、確実に改善していきます。
 
正直なところ、リウマチが整体で良くなるなんて思っていましたか?
正直、思っていませんでした…
目からウロコです…(笑)
 
リウマチを良くしていくのに必要なことってなんでしょう?
何よりも、ご本人が良くしたいと、本気で思うことです。
どんな病気や痛みでも同じですが…
自分のからだですからねぇ…
諦めたくなる程、辛いと思いますが、そこは、家族の協力など、周りの方々の助けも必要だと思います。
まずは、リウマチというものを、正しく理解し、階段を昇るように、細かく目標を決めて、小さなことからコツコツと、地道に向き合っていくことだと思います。
まだ痛いところに目を向けるのではなく、少しでも改善したところを喜び、プラス思考で向き合うのも、ひとつのコツです。
絶対に、自分でリウマチのレッテルを貼らない。
どうしてもマイナス思考になりますし、何でもリウマチのせいにして、回復が遅れます。
逆に、自覚が無い方は、知らないうちに楽になっていたりします。
リウマチになられる方は、真面目で、一生懸命で手が抜けず、完璧を求める方が多いように思います。
それは、素晴らしいことで、人として大切な要素ですが、今までの考え方で、今の現状があるのですから、一度、発想の転換をされるのも、必要だと思います。
…それでも、頑張ってくれている、からだに感謝ですね…(^.^)
 
川嶋先生はリウマチ回復ネットの一員として活動されていますが、この活動をどう思いますか?
今後、どのようにしていきたいかなど、展望はありますか?
私は、西洋医学を学んできましたが、病院での治療を否定するつもりはありません。
間違っているとは思いませんし、改善されている方もおられ、薬が必要な時もあります。
しかし、ご本人や家族の、ちょっとした努力で、改善するのも確かな事実です。
薬など服用せず、自分の力と、自然治癒力で改善していくのが、理想であることは明らかです。
ですから、選択肢のひとつとして、たいへん有効だと考えています。
病院での治療では、できない部分を補う役割があると思っています。
今後、病院での治療方法のひとつとして、取り入れられていくことが、私の目標です。
そこで、この「リウマチ回復ネット」の役割が重要だと考えています。
リウマチで困っておられる方々の拠り所となり、回復への架け橋の役割を行うことで、より多くの方にリウマチへの認識を広め、改善の見込みなど、希望を提供できることを期待しています。
 
最後に、現在リウマチでつらい思いをされている患者さんへメッセージをお願いします。
「リウマチ回復ネット」では、最寄りの所属会員情報を搭載、リウマチに関する情報を公開、同じ痛みで困っておられる方々との情報共有、回復技術セミナーを行っていくなど、リウマチで困っている方々との、架け橋となるものです。
二人三脚で、回復を進めていく土台が、「リウマチ回復ネット」です。
まずは、
「ひとりではない…」と感じてください。
そして、全力で応援している仲間が、たくさんいることを忘れないでくださいね!
そんな集まりだと感じましたので、私も所属させていただいてます。
我々は、からだのプロです。
どうか、安心してご相談ください。
 
ひとりでも多くの方が、この「リウマチ回復ネット」を通して、良くなられていくことを、心から願っております。
 
ここには、「希望」があります…(^.^)
 
また、是非、お会いしましょう!